日中・中日通訳&翻訳者のドーパミン色な日々

日中・中日通訳翻訳者のぼやき。その他色々

業務が雑多過ぎる!「何でも屋」な現場通訳&翻訳者

 ハローニーハオこんにちは!

 わたくしたけぴーなは、中国広東省のとある日系企業で通訳&翻訳者として働いております。

 資料作りや会議時の同時通訳から、日本人の上司がローカルを訪問する際も、付きっ切りの通訳者として、自社とお客様をつなげる架け橋のような仕事をしています。

 更に中国ではWechatのグループチャットで日本人&中国人社員同士で話し合いをすることも多いので、そのチャットの即時翻訳も行います。討論のテンポが崩れないよう、翻訳スピードが求められる仕事でもあります。

 繁忙期は朝から晩までひたすら通訳、翻訳、通訳、翻訳。
 出張も多く、移動中の車内や、昼食の時間でさえも翻訳をしなければならないので、中々一息つけないほどです。


 ですが、業務の状況によってやはり閑散期というのもあります。
 長期にわたって出張が無い場合や、社内会議数が減ると、自然と通訳&翻訳業務の出番も少なくなります。

 そんな時は、別業務のヘルプに入ります。

 

 通訳&翻訳者である私が所属しているのは、営業部。
 なので、必然と営業部署の雑務を行うようになります。

 暇を持て余すのもなんだか罪悪感を感じるので、こうした空き時間を利用して同僚の役に立てるのは嬉しいものでした。

 本業が無い時間はヘルプ。そして本業の依頼が来たらそちらを優先対応、という形で働いていました。


 ところがです。
 電話対応、顧客の問い合わせ返信、出荷資料の作成、在庫データの処理……

 ある日、「おや?」と気付きました。


 なんか、営業アシスタントの全ての仕事を任されちゃってる?!


 そう。長らく本業の仕事の依頼が来ていない。
 加えてこの期間で先任者の先輩社員が一人退職してしまったせいで、いつの間にか私も立派な営業アシスタントの一員となってしまっていたのです。

 しまいには帳簿合わせ、会社ホームページの立ち上げ担当、製品パーツの検品作業にまで貸し出され、生産会議に出席しないと文句でさえ言われる始末。

 「本来の仕事は何だったっけ?」と迷走しているこの頃です。


 業界にもよりますが、通訳&翻訳者として雇われたとしても、ただその業務だけをこなせば良い、という現場は少ないのではないでしょうか?
 様々な経験を身に付けられるのはありがたいのですが、派生した業務内容が本来の仕事を圧迫しつつあるのは、なんだか困りものです。

 本業に支障をきたすほど追われてしまっているのであれば、なるべく早めの段階で上司に相談すべきだと思いました。


 自分のようにひょいひょいと何でも引き受けてしまうと、いつの間にか周りに「責任者」呼ばわりされ、引くに引けない立場になってしまうので……